フリーランスとして働くのに向いているものと、そうではないものとがあります。そのため、やりがいを感じつつしっかりとした収入を得るためには、職種選びが肝心です。IT業界におけるフリーランスでは、SEは成功しやすい職種となっています。
案件数が多く、単価も高いため効率の良い働き方ができます。要件定義やシステム設計などがメインの業務となります。フリーランスの場合は、SEというよりもコンサルタント業務の割合が高い傾向にあります。
プログラマーもフリーランスとして人気の職種です。仕様書を基に、システムに合ったプログラミング言語で記述していきます。一つのシステムを丸ごと受注することもありますが、大きなプロジェクトだと業務の切り分けがなされて、一部分だけをコーディングすることも多いです。扱うプログラミング言語によって報酬単価や案件数が変わってきますが、全体としては常に発注件数が多いものですので、安定して働きやすいジャンルとなります。
セキュリティーエンジニアも、フリーランスとして働きやすく成功しやすい職種です。業務システムや公開されているサイトなどへのサイバー攻撃が増えていて、その被害も深刻化しているため、企業がセキュリティーエンジニアに頼るケースが多くなっているからです。
クライアントのシステムやサイトをチェックして脆弱性を発見したり、実際に修正を施したりする作業がメインです。コンサルタント的な仕事が多く、将来性も高い仕事だと言えるでしょう。